作品No.14 戦艦ミズーリ(ハセガワ 1/450)

制作年月 2000.5月 制作期間 6週間

ギャラリー

全景 艦橋前方 船体中央 艦橋後方 後方全景


感謝感激

この、戦艦ミズーリは、「Mtyu 妄人さん」という方から、無料で頂いたキットです。貧乏な私にとっては、救いの神の様な方です。有難うございました。全長62cmの大物キットです。

戦艦ミズーリについて

大戦中のアメリカ海軍が誇る超弩級戦艦「アイオワ」型の4番艦、大和、武蔵と比較される大戦艦です。主砲口径は大和級に劣るものの、長砲身のため、射程距離はほぼ同等。有り余る機関出力により30ノットを超える高速を発揮し、空母部隊に随伴行動することが出来、その上優れたレーダーを有し、大和級を上回る当時世界最強戦艦であったと思います。しかし、既に空母の時代になっていたため、個々の戦艦の能力を議論する事は意味がないことでしょう。ミズーリは、日本の降伏条約調印が行われた事で特に有名です。これは、連合国の総司令官が陸軍のマッカーサーであることに、「太平洋戦争は陸軍のみで行われたのではない」と海軍が反発し、トルーマン大統領に抗議、ミズーリ艦上でマッカーサー、ニミッツの臨席で調印が行われました。アメリカでも、陸海軍の反目は強かったんですね。

製作記録

組み立て

ヒケ、押しピン跡がかなりひどく、その修正に手間がかかりました。特に、艦首部分に大きなヒケがあったほか、細かいパーツにまで、多くのヒケがありました。とくに20個以上ある4連装機銃の3面にヒケがあり、苦労しました。ポリパテで埋めてペーパーがけしています。
そのほか、金型の傷みがひどく、表面が傷だらけのところとか、パーティングラインならぬ、「パーティング段差」の修正とか、とにかくパーツの修正にかなり手間がかかりました。

ディテールアップ

基本的には素組みですが、艦橋部分が、キットと箱絵で全然違います(涙)。どちらが正しいのやら。資料もないし、良く判りません。よーし、こうなったら得意のデッチアップだあ!!というわけで、感性で作ってます(汗)。まあ、いいや!!わははははは。
機銃とか、色々細かい部品のモールドが、「こりゃないやろ!!」という所がありましたが、目をつぶる事にしました(涙)
マスト類は、真鍮線で作ってます。

手すりの植え付け

赤城で失敗した手すり。再挑戦です。
0.4mmピンバイスでひたすら5mm間隔で穴を開けて、0.3mmの真鍮線を田植えし、横に、0.1mmの釣り糸を2本張っています。銅線にくらべ、曲がりグセが少ないのが利点です。しかし、膨大な本数のため、ピンバイスを3本折ってしまいました(涙)。
途中で在庫がなくなり、東急ハンズまで買いに走りました。0.4mmって、なかなか売ってないんですよね(涙)

張り線

張り線は0.1mmと0.06mmの釣り糸です。なかなか、ピンと張るのが難しいし、なにより瞬間接着剤の跡が目立ちますねえ。うまい方法があったら教えて下さい(号泣)

塗装

船体、艦橋等を仮接着後、サーフェーサーを吹き、フラットブラックをまだらに吹いた後、船体はラッカーのアメリカ軍艦色、喫水線の黒線はフラットブラック、艦底は艦底色です。その後、マスキングをして甲板色(タン)を吹いてます。艦橋接着後、スミイレを行い、部分的にフラットブラック、レッドブラウンでウオッシングをしています。アメリカ海軍のスマートなイメージを出すために、ウエザリングは非常にあっさり仕上げています。
手摺は、塗装後に植え付け、艦体色を筆塗りです。飛行機は、アクリルのフィールドブルーとブルーを適当に混ぜて吹いてます。

いやはや、非常に時間がかかってしまいました。古い模型だけに、細かい部分のモールドは「??」なところも多いですが、全体を見ると、非常にスマートですね。
大和に比べて、排水量は2/3ですが、全長では上回る、非常にスマートな船体がわかると思います。やっぱり、デカイ模型はカッコイイなぁ!!

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