NOAH!ノア フロントスピーカー&デッドニング

フロントスピーカーの交換とデッドニングを一気に行いました。
ノアの純正スピーカー、フルレンジの割には結構いい音しています。が、やはり音が足元から出るのが気に食いません。ツイータ追加だけでもいいのかも知れませんが、一気にスピーカー交換です。
それから、ノアのドアってペラペラで内張りの共振が酷く、非常にこもった「箱鳴り」が強いので、デッドニングは是非必要です。(デッドニングについて詳しく知りたい方はエーモン工業のページで勉強してください)
まず、内張りを外して、ドア内部の純正スピーカーとご対面。

スピーカーはリベット止めされているのでニッパーで切断。かなり腕力が必要でした。防水のビニールシートを引っぺがします。ブチルゴムの粘着剤で貼り付けられており、綺麗に剥がすのに非常に苦労しました。スピーカーとビニールシートを剥がす作業だけで一時間半ぐらい必要でした。

これで下準備完了です。
デッドニングは、専用のキットが発売されていますが、値段が結構高いので、東急ハンズで、「おとなシート(日本特殊塗料製)」という制振シート(5枚組み \2400)を2セット、エーモン工業の吸音シートを一枚用意。後は100円均一で買った網戸の隙間テープなど。

まず、アウターパネルに、スピーカーの裏側を中心におとなシートを適当な大きさに切って貼ります。

さらに、吸音シートを貼ります。

いきなりスピーカー取り付けた後で申し訳ございません。写真撮ってる余裕ありませんでした。
インナーパネルにおとなシートを貼り、付属のバッフルボードを取り付け、スピーカーを取り付けます。
使用したスピーカーは、KENWOODのLS-18iという最高級品です。
これを選らんだ理由は、他社より1cm程振動版が大きいのと、デザインがシックでかっこよかったからです。外からは見えませんが(笑)

ピンぼけ写真で申し訳ございません。ネットワークは、貼り付ける場所に苦労しましたが、何とか内張りの中に納めることができました。

それから、インナーパネルにおとなシートを貼り付けます。
今回のデッドニングの方針は、「徹底的な防振」。通常、ドアの振動を完全に抑えるよりは少しだけ振動させた方が豊かな低音がなるのですが、やはり音がぼけます。
Windows版のサウンドシャキットにて低音・高音を思いっきり増強した音を出す私としては、低音の量感は十分過ぎる程出るので、振動を可能な限り抑えて締まった低音を目指します。サービスホールはもちろん、鉄板の部分も可能な限りおとなシートを貼り付けます。上の写真よりも更に沢山貼り付けました。
内張りの中も可能な限り制振します。本当はもっともっと貼りたかったのですが、おとなシートが足りなくなりました(涙)
なお、サウンドシャキットについて知りたい方は、サウンドサイエンスのページを見て下さい。
カー用サウンドシャキットを買うお金がないので、私はWindows版を購入して、スピートンフィルタをかけてMP3ファイルに変換しCD-Rに保存して聴く、という非常に手間のかかる方法を採用することにしました。

苦労したのが、ドアのふた付きポケット。ここを防振しないと、少し音量を上げると、ビビリます。裏からおとなシートと隙間テープで防振です。少し閉まりにくくなりましたが、ビビリは完全に収まりました。

ツイータは、ドアピラーにねじ止めで止めました。ここに穴を開けるのは抵抗ありましたが、どう考えても両面テープでは、すぐに取れてしまうのが目に見えているので、思い切って穴を開けてしまいました。

さて、肝心の音の効果です。サウンドシャキットのスピートンフィルタをかけて録音したパワフルソースをどれだけ鳴らせるのか??

というわけで試聴しました。


・地を這うような超低音、バスドラなどが腹を震わす低音が、信じられないぐらい響きます。本当にこれが、たかが18cmのスピーカーから鳴っているの??というぐらいです。透明感のある低音、という感じです。でも、まだ内張りが少し振動して音が濁りますね。もっと制振の必要があるかもしれません。


・セパレートツイータからは、非常に澄んだ高音が出ます。フルレンジの中途半端な高音とは別次元です。サウンドシャキットをかけると高音が耳障りになる場合があると聞きますが、グライコで少し高音を抑えてやると、全く問題ありません。純正のように、足の位置によって高音がさえぎられたりすることなく、ダイレクトに耳に届きます。箱鳴りがなくなり、ボーカルなどの中音領域も非常に素直な音になりました。


・但し、リアスピーカーは全く純正のままなので、低音が強い曲を少し音量を上げて再生すると、リアはかなり低音が割れます。完全にドアが負けてます。仕方ないのでリアは音量を落としています。


・ドアを閉める音は、かなり高級感が出ます。ノアのドアって、閉めるときに「べコン」と安っぽい音が出ますが、「ドン」という重い音になります。前車「ディアマンテ」とは比べ物になりませんが、少しは近づきました。兄がエスティマに乗っていますが、家内がエスティマのドアを閉める音を聞いて思わず口走りました。「安っぽい音〜〜!」。デッドニングする前はノアの方がよっぽど安っぽい音してたはずですが・・・


・走行中の音、特に路面の音(ロードノイズ)が大幅に減りました。あまり期待していなかったんですが、驚きです。本当に静かになります。家内もビックリです。(もちろん舗装路面の状態にも大きく影響されますが)路面の状態が良い場合30km/hぐらいまでの低速ならば殆どロードノイズが聞こえません。60km/hでも、エンジン音の方がうるさいぐらいです。おかげで音楽をクリアに聴くことが出来ます。
舗装をひきなおしたばかりの高速道路では、100km/hでもカーステの音がノイズに邪魔されません。

という訳で、純正の音とは、もう全然違います。比べ物にならないぐらい迫力満点の音になりました。スピーカー交換&デッドニング恐るべし、という所です。高いお金を払った甲斐がありました(喜)
「別にカーステの音なんて、何でもいいんちゃうの?」と言ってた家内も、「こんな凄い音になるの!」と驚いています。

片側の作業に4時間、両側で丸2日かかる大作業となってしまいましたが、愛車ノアのサウンドが全く別次元に変身しました。満足満足!!

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