作品No.18 日本陸軍四式重爆撃機 飛龍 (LS 1/72)
制作年月 2000.9月 制作期間 1ヶ月
ギャラリー
飛龍について
大戦末期、日本陸軍が米軍攻撃用として開発した重爆撃機です。大型の機体に双発エンジンを搭載し、航続距離と速度向上、武装強化に重点を置いて開発されました。しかし、開発された時期には、日本は防戦一方で、あまり活躍は出来なかったようです。
キットについて
このキットは、「秋月さん」より頂いたキットです。古い模型(1966年発売)ですので、部品の合いは悪いですが、機銃、、フラップ、主脚、爆弾格納庫が可動するなど、今のキットには無い遊び心満載のキットです。また、機体表面にびっしりモールドされたリベットが印象的ですね。
制作記録
組み立て
部品の合いは良くないです。特に胴体の合いは最悪で、段差が出来てしまいますので、パテ成形は必須です。また、バリ、ヒケも多いので、その修正にかなり労力がかかりました。
今回は、全くの素組みであります。胴体や翼のすり合わせをきっちり行い、段差をパテで修正します。あちこち稼動するので、間違って接着しないように注意しながら、組み立てて行きます。主翼は、合いが悪くはめるのに苦労する所を逆手にとって、無理やりはめ込んでいるだけです。これで、収納時には主翼を外して、設置場所の節約が出来ます(笑)
唯一の改造点は、主翼です。虫ピンを軸にして、よく回転するようにしてあります。フッと息を吹きかけるだけで、風車の様にクルクル良く回ります。これは、前作の「疾風」でプロペラを固定した所、息子どもに非難を浴びたからです。
塗装
キャノピーにマスキングし、機内色を吹きつけ後、サーフェーサー代わりに機体下面色(明灰白色)を吹きつけます。その後、下面にマスキングをして、上面色を吹きつけます。上面色は、レッドブラウン+軍艦色+ダークグリーン+タンを調色して、それらしく色を作りました。
さらにパネルラインに沿ってレッドブラウンを細く吹きつけ、汚れた感じを出しています。ウエザリングは控えめにして、パネルラインにレッドブラウン+フラットブラックでスミイレを行い、フラットアルミで剥げチョロ塗装を行いました。それほど使いこまれていない機体、という設定のため、控えめにしてあります。