作品No.22 GRUMMAN F3F-2(アキュレイトミニチュア 1/48)
制作年月 2001.3月 制作期間 1ヶ月
ギャラリー
F3F-2について
アメリカ海軍の第二次大戦前の最後の艦上複葉戦闘機です。バランスの取れた機体に強力エンジンを搭載し、当時の最強艦上戦闘機と言われました。何より、塗装が派出ですね。当時飛行機は事故が多く、少しでも視認性を高める為に、銀塗装で主翼上面のみオレンジイエローで塗装されていました。とても軍用機には見えませんね。尾翼のブルーは空母エンタープライズ搭載、カウルと胴体の赤は第1戦隊機を現しているそうです。
キットについて
米国の新鋭メーカー・アキュレイトミニチュアが昨年発売したモデルです。モデルアート誌で昨年取り上げた時から注目してました。このキット。合いも良いし、モールドも非常に繊細で、極めて優れたキットです。エッチングパーツも標準で付属しています。なにより、小さい複葉機体にイエローウイングと、「小粋」という表現がピッタリです。
制作記録
組み立て
基本的には素組みですが、多少手を加えています。
1.主翼上面のアンテナの支柱を虫ピンに変更(強度確保のため)
2.アンテナ線はテグス、アンテナ線の継ぎ目?は、伸ばしランナー製パイプ
3.主翼上面のガンカメラのコード追加
4.爆弾架の軽め穴を開けた
キットは、上翼支柱が若干事後変形があったので、ドライヤーで修正してます(修正しきれてません。しくしく)
主輪のガードが合わずすり合わせが必要でしたが、他の部分の合いはバッチリです。ただ、説明書がわかりにくく、また当然全部英語なので苦労しました。モールドは非常に細かかったのですが、部品分割が非常にうまく出来ている為、ゲートやパーティングラインの処理は最小限ですみます。また、押しピン跡も極めて上手く設計されており、押しピン跡消し作業は不要です。実によく出来たキットですね。ホント。
塗装
今回は、キャノピー、エンジン、主翼、尾翼を塗装後、接着しました。キャノピーは、いつもの通りマスキングゾルでマスクしました。機体は、サーフェーサは吹かず、グランプリホワイトでベース塗装後、ラッカーの銀を吹きました。
主翼上面は、ラッカーのオレンジイエローとイエローを調合してます。明るめの仕上げですね。
スミイレ、ウオッシング後、デカールを貼り、ラッカーのクリアで光沢をつけました。クリアは缶スプレーを厚めに吹いて、カーモデル並みの光沢を目指しています。ここまで派出な塗装なので、どうせなら、と、思いっきり光沢を出して見ました。そして、木綿のハンカチで磨き上げ。顔が写りそうなぐらいピカピカにしてみました。ますます、軍用機という感じがしませんね・・・
いやはや、ホントに小粋な飛行機ですなあ!!